タイヤのラベリング制度における低燃費タイヤで、転がり抵抗係数が最高の「AAA」を達成しているものは、現時点(発表段階)でブリヂストンの「ECOPIA EP100S」とトーヨーの「SUPER ECOWALKER」の2銘柄のみです。
ラベリング制度における転がり抵抗は、統一的な基準によりその性能が表示されます。今までのようなメーカー独自の見解に対して、より公平で厳密なものと言えます。
しかし、ラベリング制度の導入当初(2010年1月)は、転がり抵抗係数の最高は「AA」止まり。ここに来て「AAA」への達成は、かなり興味の高いものとなりそうです。
転がり抵抗の低減への技術は、エネルギーロスの抑制に対する進化と理解されます。タイヤを形成するゴムは、転がることで変形し摩擦が生じる。摩擦によりエネルギーロスが発生する為、これを如何に抑制するかということ。それによって転がり抵抗の低減に繋がる。
その為、達成にはミクロレベルでの摩擦の低減が求められ、新素材やその配合技術の向上により実現されているよう。
更に、タイヤの高剛性化とスリムなボディ構造、そしてトレッドデザインの適正化によっても、トレッド面を路面に水平に接地させることで無駄な歪を抑制し、転がり抵抗の低減に繋がるそうです。
間もなく「AAA」のタイヤが発売になりますので、「AA」との違いについてもいろいろと確認できるのではないかと思います。
ただし、ウェット性能は2銘柄とも上から3番目の「c」止まり。出来ることなら2番目の「b」を望むところですが、やはりその実現は相当な難しさがあるのでしょう。