トーヨーによりますと、2010年6月1日より、米国市販用タイヤの販売価格を値上げするようです。最大で8%値上げとなっていますので、結構な金額になるかと。
値上げの理由は、天然ゴムなどの原材料価格の高騰が挙げられています。企業努力のみで吸収することが困難と判断し、本年3回目の価格改定を実施となっています。
米国でのタイヤの値上げは、4月の下旬にブリヂストンが発表しておりそれに続くもの。今後、他のメーカーの動きも気になります。
最も避けたいのは、国内での値上げです。タイヤの原材料となる天然ゴムは、東京市場では最高値を更新しリーマン・ショック後の2008年末に比べ4倍以上にもなっているという。中国での新車需要の拡大は、装着するタイヤの需要をも拡大させ、その原料となる天然ゴムを中国が大量に買い付けているとか。
また、アメリカのメキシコ湾で起きた原油の流出事故も今後原油価格に影響しそうです。既にニューヨーク原油先物相場では高値への動きが見られるようで、収拾が長期化すれば更に上昇するものと思われます。
天然ゴムと原油の高騰、タイヤの価格に影響を及ぼす要因が揃っています。タイヤ需要はようやく持ち直してきているところですので、値上げによってまた厳しい状況に陥ることは避けたいものです。