今年の1月からスタートしたタイヤのラベリング制度ですが、基準を満たしたタイヤが低燃費タイヤ=エコタイヤとしてのポジションを得ることになっており、タイヤメーカーではそのタイヤの露出により、新たな商機を見出すことに力を注いでいるようです。
ラベリング制度は、タイヤの転がり抵抗とウェットグリップ性能の数値を段階的に評価し示すもの。ある意味タイヤの優劣化とも取れる制度であり、横並びのタイヤメーカーにとっては画期的なものでもあります。
反面、転がり抵抗とウェットグリップ性能の評価がそのタイヤ性能のすべてという認識になる恐れもあり、そうではないこともまた理解する必要があります。
タイヤは黒くてまるいモノ。しかし、そこに注がれている技術はメーカーやカテゴリーによっても随分違いがあります。更に、装着する車や乗る人によってもその感じ方は異なります。
転がり抵抗やウェットグリップ性能が評価として同列だとしても、静粛性や乗り心地など異なる性能も見られるはずです。
ラベリング制度は、転がり抵抗やウェットグリップ性能に関して、客観的な評価を提供してくれるものですが、タイヤそのものを優劣付ける最終的なものではないと考えます。