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アジアンタイヤの勢力図

 何度か触れてはいますが、アジアンタイヤの日本国内での在り方について、最近やや変化が見られるような気がします。メーカーランク自体はそれ程の動きを感じないのですが、販売ボリュームではメーカー間の開きがより顕著になっているような感触を持っています。

 特に、韓国メーカー、その中で「ハンコック」の勢いは随分目立ちます。「ハンコック」は、「クムホ」と伴に日本に法人を設立し、独自の販売戦略によるボリュームアップを図ることが見られます。しかし、より日本に密着しようとする「ハンコック」に対して、「クムホ」は淡白な動きに終始しているよう。これからのスタッドレスタイヤ商戦で、その差が更に拡大するのではないかと想像します。

 一方、日本のタイヤ販売会社の独自の仕入れルートで「安さ」を武器にしたタイヤ販売を積極的に行う台湾の「NANKANG」、韓国「NEXEN」は、先の2社とは異なり、アジアンタイヤの典型ともいえるタイヤです。

 アジアンタイヤでありながら、性能面でも国産や外国のメジャーなタイヤに迫ろうとする「ハンコック」や「クムホ」に対して、まずは価格面での主張が最も訴えられること、そしてタイヤ性能がそこそこという点で注目の高さを維持します。

 「NANKANG」、「NEXEN」ともセカンドブランドや輸出用ブランドなども大いに展開し、全体のボリュームアップが図られ、その位置付けは双方譲らずというところでしょうか。

 また、最近注目されるのは、インドネシアのメーカーです。「ACHILLES」「STRADA」「Pinso」などのブランドに代表され、スタッドレスタイヤでは「MASTERSTEEL」なども追加され、韓国、台湾に次ぐ印象が確立されつつあるように思います。

 やや曖昧さもありますが、アジアンタイヤの現状は、そのような印象を強く感じています。

  
2009年10月21日

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