間もなく、タイヤ市場は年間を通して最も盛り上がるスタッドレスタイヤシーズンを迎えます。タイヤ販売店の中には、年間売り上げの6割以上をスタッドレスタイヤで占めるというところもあるようで、ある意味季節商品であるタイヤですが、その販売に関しては興味が拡大します。
さて、今シーズ(2009-2010年)向けのスタッドレスタイヤは、新製品もほぼ各メーカーから発表され、その発売を持つのみという段階です。当サイトでも、今シーズン向けのスタッドレスタイヤの掲載に向け、今その作業に追われています。
そこで、まだ途中ですが今シーズンの傾向について感単に触れておきます。但、以前触れた内容と重複しますが、少し膨らましているということで悪しからず。
今シーズンのスタッドレスタイヤ市場での注目は、ブリヂストンの新製品「BLIZZAK REVO GZ」です。このタイヤは、このところのスタッドレスタイヤ市場で圧倒的な販売を誇った「BLIZZAK REVO2」の後継に位置付けされますので、今シーズン最も期待されるタイヤであると考えられます。その性能は、同社の夏タイヤの技術が応用されることで、ドライで高い次元での快適性が期待できそうです。
また、スタッドレスタイヤという性格から、氷雪路での性能は最も注目されるところです。その点においても、特に深雪や超低温時の走行、そして氷上などでのよりヘビーな環境下になればなるほど、信頼性を期待させるタイヤです。
トーヨーでは乗用車用の新製品「GARIT G5」を発売します。興味は、ミニバン用「WINTER TRANPATH MK4」の影響を強く受けている点です。通常は、乗用車用タイヤの性能をミニバンタイヤが受けるのが一般的ですが、ミニバンに強いトーヨーならではの傾向かと思います。
性能面では、従来品「GARIT G4」がやや地味な印象であったことは否めず、その巻き返しの意味からも全体的な性能アップが図られているようです
グッドイヤーは、「ICE NAVI ZEA」の後継である「ICE NAVI ZEA2」を発売。やや地味な印象から、どれほどの性能向上が感じられるか期待のタイヤです。性能面では、新引っ掻き素材「コンビネーショングラス」の効果で、氷上性能の更なる向上が訴えられています
ピレリは、日本市場を強く意識した「WINTER ICECONTROL」を発売します。性能面は、広い接地面積を確保する断面形状を採用、最も滑りやすいアイスバーンなどで、その性能が発揮されるそうです。タイヤサイズは、今シーズンは全8サイズで展開。その為、従来品「ICESTORM3」との併売のようです。
乗用車用スタッドレスタイヤは、このところの暖冬傾向を強く意識し、今まで以上にドライでの性能向上が謳われています。また、路面の変化(氷雪、ドライ、ウェット、シャーベット)に対する適応力も向上しているようです。更に、各メーカーで競い合う引っ掻き素材も多様化し、その効果は興味拡大です。
今シーズンは、乗用車用とともにSUV/4×4用も注目。これまで、SUV/4×4用スタッドレスタイヤは、乗用車用に比較するとその性能は正直見劣り感は否めず。しかし、タイヤサイズの問題から乗用車用を装着するわけにも行かずということで、ユーザーにとっては高性能化を求めれば歯がゆい状態でした。
今シーズン発売のSUV/4×4用は、その点に注目しているようで、ヨコハマ「GEOLANDAR I/T-S」、ダンロップ「GRANDTREK SJ7」の新製品は、乗用車用の技術の流用が特徴とされています。
スタッドレスタイヤは、夏タイヤ以上に先進技術が注ぎこまれ、最新タイヤへの期待感は大きいと考えられます。
10月には、スタッドレスタイヤ市場も本格的に動き出しますので、最新タイヤで安全と快適を手に入れたいものです。