国内のタイヤメーカーでは、各社輸出用の専用ブランド、もしくは輸出用タイヤとして国内向けとは異なるラインアップを形成しています。輸出される国や地域を考慮し、国内向けとはやや味付けや方向性を変えているようです。
例えば、ヨコハマでは、国内向けにスポーツコンフォートタイヤ「DNA S.drive」を展開していますが、主にヨーロッパ向けとして「.drive」ブランドが存在します。その中で「C.drive」はややコンフォート性能重視、「A.drive」はスポーツ性能重視のように、国内向けの「DNA S.drive」とは味付けを変えることで適応性の違いを訴えているようです。
また、国内でダンロップを展開する住友ゴムでは、「SUMITOMO(スミトモ)」のブランドで主に北米を中心に輸出しているようです。更に、トーヨーでは、「NITTO(ニットー)」のブランドで同じく北米を中心とした展開が見られます。
このような輸出用ブランドや輸出用タイヤを、日本国内へ逆輸入することで価格的なメリットを訴えているものがあります。その仕入れルートは明らかにされていませんが、通常の国産タイヤと比較してかなり安いことは間違いないようです。
タイヤ市場では、韓国や台湾などのアジアンタイヤがその安さから市場規模の拡大を図っていますが、同様に価格の期待ができる国産逆輸入タイヤもターゲット層は重なるようです。
他に、ヨーロッパメーカーやアメリカメーカーのタイヤも独自ルートで輸入され、一般に見られるような価格とは随分異なります。