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三菱 ダカールラリーからの撤退に思うこと

 ホンダ、スバル、スズキなぜかダイハツ、そして三菱もモータースポーツから撤退の表明だそうです。それまでのアフリカから、2009年は南米にその舞台を移したダカールラリー。過酷なレースで有名ですが、三菱のワークスとしての撤退表明は、また社会情勢の深刻さをあらわしているひとつと考えられそうです。

 もともとパリをスタートし、ダカールまでのルートで開催されたレースから「パリダカ」の名称になっていました。モータースポーツの隆盛期には、テレ朝でその様子が放映されていたこともあったほどで、日本人にも馴染みがあるレースカテゴリーです。パジェロが砂漠を爆走し、ライバルのシトロエンやプジャーなどと競り合うシーンはなかなか見ごたえを感じるものでした。

 このレースは、2輪車やカミオンと呼ばれるトラックベースの車両も参加しており、雑多な感じが逆に人気の要因であったと思います。しかし、やはり日本車を日本人が操縦する、そしてトップ争いに加わることが最大の見せ場であり、その代表であるパジェロの勇姿は、市販車への販売にも随分貢献したと言われています。

 三菱の今回の撤退について同社のWEBサイトには、「このたびの世界的な経済情勢の急激な悪化に伴い、経営資源の選択と集中を一層推進する必要があると判断し・・・」という内容が掲載。

 企業存続の為にということで、各メーカーはモータースポーツからの撤退表明をしています。それでも2009年のレースシーンは各カテゴリーで新たな年の開催を迎えます。こんな時でも変わらぬ意識で参戦しているのは、やはりヨーロッパのチーム。それもレース屋と呼ばれるプライベートチーム(規模は大きい)は、それをビジネスとして支え、彼らの撤退はその存在の消滅を意味し、その回避の為にワークス(メーカーチーム)とは違った手法で生き残り策を模索しています。

 日本では景気の悪化が蔓延し、車メーカーのモータースポーツからの撤退も感染状態、不景気だけが満腹。閉塞感とはこんな時に使うのでしょうか。

  
2009年2月 5日