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スタッドレスタイヤへの交換は早めに?雪道運転は慎重に

 私が住む地方では今朝8時ころの気温は3度でした。まだ寒さになれていないせいか、かなり強烈な寒さを感じました。でも、空気はきれいです。

 全国的にも晩秋から初冬の雰囲気も感じ始め、北海道では既に雪も降りもう冬に突入だそうです。スタッドレスタイヤの交換も随分盛んに行われているようです。

 さて、スタッドレスタイヤへ交換し、雪が降ればいよいよ雪道運転。私も雪国に住む人間ですので、これから日常的に雪道運転は避けられません。

 そこで、車での雪道運転に関してその云々を示してみたいと思います。但、私の愛車はMT車。MT車の雪道運転に特化した内容です。でも、AT車の人でも参考になる部分はあると思います。

【冬の雪道運転?MT車】

 冬の雪道、特に氷のようなミラーバーンでの運転は、AT車・MT車に係わらず大変危険で慎重な運転が要求されます。

 最近ではスタッドレスタイヤの性能が飛躍的に向上した為に、以前と比較すればかなり運転しやすくまた危険度も減りましたが、それでも慣れない人には非常に緊張感が強いられる運転環境になります。

 基本的に雪道はどんな車、どんなタイヤでも滑るということを理解しなければなりません。但し、FR車に比較して4WD車やFF車、そして夏タイヤに比較してスタッドレスタイヤは、その滑る度合いが一般の人が運転制御できるレベルまで引き上げてくれるという理解が重要です。

 高性能な4WD車に高価なスタッドレスタイヤを履かせれば、通常路面と全く同じ感覚で運転できるということは一般レベルの人では決してありません。雪道では、自分の運転レベルを過信しないことが安全走行に繋がります。

・路面状況の理解

 雪道といってもその状況は様々で、氷のようなつるつるのミラーバーンから、雪が積もり圧雪された圧雪路、雪が溶け出したシャーベット路などがあります。ミラーバーンは一番危険で、氷の上を車で走っているのと同じです。その為、車の運転操作は一番難易度が高いといえます。

 圧雪路は、スタッドレスタイヤにとって得意な路面状況です。スタッドレスタイヤの特徴である雪を噛む効果が一番発揮されやすく、ミラーバーンから開放され圧雪路を走行した時、それまでとは違う安定感が得られるはずです。但し、スピードの出しすぎや急な運転操作によっては、危険な路面であることには変わりありません。

 シャーベット路は、見た目には路面が見えているので、ミラーバーンや圧雪路に比較して安心感を得やすいのですが、実は雪と溶け出した水が混じりタイヤが滑りやすい状況にあります。また、走行による轍が多く作られ、それを超えることで横滑りが起こりやすくなるなど、危険度は意外と高いといえます。

■MT車の雪道運転方法

・発進方法

 雪道でも基本的に通常の発進方法と同じなのですが、注意する点としては、クラッチを繋ぐタイミングです。回転数が高すぎたり、半クラッチを長く引きずると駆動輪がスピンしてなかなかうまく前へ進まないことがあります。稀にですが、FR車ではタイヤのスピンにより車の姿勢が斜めになることがありますので注意しましょう。

 それを回避する為には、クラッチを繋ぐタイミングでのエンジン回転数を、通常より500回転位低くして繋ぐか、もしくは通常回転数よりやや高めにして1速ではなく2速でクラッチを繋ぐことで駆動輪のスピンを最小限に抑えることができます。

 2速発進は1速に比較すると非常に心もとなく、エンストしてしまうのではないかと感じることもありますが、この力の無さが無駄な力を駆動輪に伝えない為にタイヤのスピンを抑えられるのです。

 スピンをせずにタイヤが動き出したら、ゆっくりアクセルを踏み込み回転数を上げシフトアップ操作に入ります。

≪ポイント≫ エンジン回転数を通常より500回転位低くして繋ぐか、もしくは通常回転数よりやや高めにして1速ではなく2速でクラッチを繋ぐ。

・シフトアップ 

 シフトアップも基本的には通常通りですが、過度な加速によってスピードを上げることは危険ですので、いつも以上にゆっくりとした操作でシフトアップをしていきます。但し、スピードは周りの状況に合わせる事が大切ですが、安全に止まる、曲がるを考えると決して法定速度を超えることは無いようにしたいものです。

 雪道を安定して加速するには、駆動輪に過度な力が掛からないようにすることが重要です。低いシフト位置で加速を長く続けることは車の安定性を乱しますので、ゆっくりとした操作ながら早め早めのシフトアップを心掛けます。

 また、通常、5速ないし6速までシフトアップしているところでも、1つ下のシフト位置に抑えることで安定した速度が保てます。

≪ポイント≫ MT車のシフトアップは、ゆっくりとした操作ながら早め早めのシフトアップを心掛ける。

・シフトダウン 

 雪道では、フットブレーキよりもエンジンブレーキを多様することで安全に走ることができます。その為には、シフトダウン操作は大変重要です。しかし、ラフなシフト操作は過度なエンジンブレーキを誘発し、雪道では急ブレーキと同じ現象を引き起こしますので注意が必要です。

 減速する時には、まめなシフトダウン操作によりエンジンブレーキ効果を利用し、フットブレーキとの併用で安全に停止しましょう。

≪ポイント≫ MT車のシフトダウンは、出来る限り丁寧に操作する。停止は4速、3速、2速をうまく使いエンジンブレーキとフットブレーキを併用する。

・カーブの曲がり方 

 当然のことですが、コーナーの手前で十分に減速することです。最新のスタッドレスタイヤは、横方向の効果が随分向上していますが、それでも十分に減速をしなくては曲がりきれません。いくらステアリングをいっぱいに切ってもスピードが出ていれば外へ膨らんでいくばかりです。

 また、カーブを曲がった途端に路面状況が変わっていることも考えられます。特に、ミラーバーンでは、極端なはなし徐行程度のスピードまで落とさないと安心して曲がることができないケースもあります。十分にスピードを落としてステアリング操作に入りましょう。

≪ポイント≫ 十分にスピードを落としてステアリング操作に入ることで、安心してコーナーが曲がれる。

・坂道発進 
 
 雪道での坂道発進は正直気を使います。特にFR車は、急勾配では途中で止まるとタイヤがスピンして動けなくなりますので注意しましょう。

 やはりこういう時は、4WD車は強いです。よほどラフな操作をしない限りタイヤがスピンして動けなくなるということはありません。FF車は、4WD車に比較すれば信頼性は落ちますが、見上げる程の急勾配ではない限り動けなくなるということはありません。

 雪国でも、坂道で激しいタイヤスピンをしてお尻を振っている車を見かけますが、ほとんどが高級車に多いFR車です。雪の坂道の場合は、運転テクニックというよりはその装備に注意することです。FR車は坂道に弱いので、スタッドレスでもチェーン装着をすることで万全なのですが・・・。
 
・坂道の下り方 

 坂道を下る場合も坂道発進同様かなり気を使います。というのは、坂の途中や下り終わって直ぐに、停止しなくてはいけないケースがあります。車のスピードを抑えながら下っていくことは、雪道では非常に神経を使うことなのです。

 雪道の運転方法で実は一番難しいのが止まることです。ABS装備の車は、タイヤがロックする寸前に自動的にポンピング機能が働きますが、それでもスピードの出すぎの場合は制動距離は伸びてしまいます。

 坂道を下る場合は、低いシフト位置でエンジンブレーキを利かせ低速走行を維持し、停止時には余裕を持ってフットブレーキの操作をすることです。

≪ポイント≫ 低いシフト位置でエンジンブレーキを利かせながら、停止時には余裕を持ってフットブレーキの操作すること。

・ブレーキ操作 

 雪道でのブレーキ操作は冷や汗ものです。タイヤがロックまたはロック寸前になりABS装着車はそれが作動します。ABSシステムはタイヤのロックを抑え安全に停止できるシステムですが、それに頼る運転は大変危険です。

 雪道での減速から停止は、停止しようとする位置よりかなり前からその意識を持たなくてはいけません。具体的な操作はエンジンブレーキとフットブレーキの併用ですが、最終的に安全に止まる為には、余裕を持ってフットブレーキを『踏んでは放し踏んでは放し』のポンピング操作をゆっくり行うことです。

≪ポイント≫ フットブレーキ操作は、余裕を持ってドライバー自身が『踏んでは放し踏んでは放し』のポンピング操作を行う。 

・轍超え 

 雪道で厄介なのが轍超えです。多くの車が走行することで融雪され轍ができてきます。轍はうまく超えて走行しないといわゆる「ハンドルが取られる」という現象が起きてしまいます。通常ハンドルが取られるのは、タイヤサイズ等がその車に合わなかったり、片減りや偏磨耗により起こることがあるのですが、轍ではそれ以上に大きくハンドルが取られることがありますので大変危険です。

 轍を超える場合は、やはり減速することが重要です。スピードが遅ければ多少ハンドルが取られても修正は効きますので、ハンドルをしっかり握りゆっくりとしたスピードで進みましょう。

 また、直線でも轍が多く作られている時があります。その際には、無理に轍を乗り越えて、きっちりまっすぐ走行するのではなく、轍にはまることで多少車が振られたり、タイヤが滑ることはあっても結果的に安全に走行できる場合もあります。

 前車がいる場合は、その動きを見てスムーズに轍に沿って走行しているようであれば、それに続くほうがよいかもしれません。

≪ポイント≫ 轍を超える場合は、やはり減速が重要。また、無理に轍を越えるのではなく、轍に沿って走行することで安全な場合もある。

・MT車の雪道運転まとめ 

 雪道運転の鉄則は、AT車、MT車に係わらず急な操作は絶対に行わないこと。また、スピードは控えめにすること。雪道は慣れることで安全にそして安定して走行できますが、危険な状況であることは変わりません。無理をしない、そして、自分の運転技術を過信しないことです。

 慣れないと、緊張し全身に力が入ってしまいますので、慎重な上にもリラックスすることも大切です。そうすることで、苦手意識が徐々に解消され雪道に自信が持てるようになるはずです。


 (以上の内容は私の個人的な経験によるものです。実践に際し事故等があっても責任は取れませんので、飽くまでも個人の責任でお願いします。)

  
2008年11月12日

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