タイヤを製造するに当たって、欠かせない素材となっているのが「シリカ」です。この「シリカ」は、タイヤのゴムを柔らかくする効果と転がり抵抗の低減に非常に有効であると言われています。
「シリカ」の原料となるのは、ケイ砂やケイ石だそうで、ほとんどは輸入に頼っているのが現状のようです。しかし、近年、中国やインドなどの主要産出国では、採掘時に環境を悪化させることなどから採掘を規制しつつあり、その価格は高騰しているそうです。
そのような中で、日本の企業や大学が共同で研究開発した結果、もみ殻から「シリカ」を作り出す技術を開発したそうです。もみ殻はどちらかと言えば脱穀後にできる残物という見方をしていましたが、このもみ殻の国内発生分だけで、国内需要のすべてがまかなえる規模になるのだそうです。
このことは当然事業展開に繋がっていくのでしょうが、2010年度には実際の事業化を目指していく計画のようです。(日経ネット)
「シリカ」はその詳細が不明であっても、タイヤメーカーのカタログには、「シリカ」配合という言葉が多く見られます。このことだけで、「シリカ」が入っていれば高性能なのだと考えてしまう人も多いことでしょう。
しかし、今や「シリカ」配合はスタンダードタイヤでも採用されており、タイヤの標準的素材になりつつあります。それだけに、この素材の影響力は大きいと考えられます。