ブリヂストンタイヤは、輸送事業者向けの新事業展開「エコ バリュー パック」を発表したようです。
「エコ バリュー パック」とは、従来のタイヤを単品で販売する形態とは異なり、ユーザーがタイヤを新品で購入し使用した台タイヤ(溝が浅くなったタイヤのトレッド部分を削り取ったタイヤ)を預かり、再利用のためのリトレッド加工をして返却する。また、タイヤメンテナンスとして、新品時からのタイヤ空気圧管理やローテーション管理を徹底することで、タイヤの損傷や劣化を防ぎ、台タイヤとして活用出来る割合を高めていくというものだそうです。
これは、自社で使用したタイヤを再利用するということで使用履歴が把握でき、また、台タイヤとして再利用するため、新品タイヤ購入に比べてコスト削減へとつながる。そして環境経営に積極的に取り組んでいることを顧客(荷主)に訴求出来るというメリットを訴えています。
「エコ バリュー パック」のプランは、ユーザーのタイヤに関する業務を一括請負し、料金もタイヤとメンテナンスの総額で契約する「トータルパッケージプラン(TPP)」とタイヤは新品とリトレッドのパッケージ使用を前提として、通常通り単品販売し、タイヤメンテナンスのみ請負う「タイヤ&メンテナンスプラン(TMP)」の2つがあるようです。
「エコ バリュー パック」という名称から、ファーストフードチェーンの「なんとかバリューセット」を想像してしまいますが、この事業は「エコ」に関する企業としての社会的貢献の一環として、ブリヂストンタイヤにとっては大変重要な事業展開の一つのようです。
今、世界ではCO2削減など環境に関する問題が大きく取り上げられており、マスコミなどでもテレビ等で各局が同じ日、同じ時間帯で特集を組むなど話題性が感じられます。しかし、その内容はより大きな興味を抱かせるには、過剰な演出で少しベクトルの方向性がずれているような変な違和感を個人的には感じています。
「エコ」という言葉の利用が、何でもすばらしいことをしているような錯覚に陥りがちですが、本当に意義のある「エコ」はまだ意外と少ないかもしれません。(個人的感想です)