先日、自動車レースに企業サポートは欠かせない旨コメントしましたが、その際 元F1レーサーの鈴木亜久里率いる「SUPER AGURI」が、資金難でF1から撤退の危機であることに触れました。何とかこの危機を乗り切って、ドライバー佐藤琢磨のアグレッシブな走りをまた見たいものだと思っていましたが、昨日5月6日に、鈴木亜久里が正式に会見しF1からの撤退が発表されました。
ガ?ンという感じです。残念。
折角、スポンサーが決定したのに、その相手をHONDAレーシングのCEO ニック・フライが認めなかったようです。理由は、今までの負債や今後のレース活動に対して資金が十分でないことなどが取り上げられています。弱小の「SUPER AGURI」がここまで戦うことができたのはHONDAの後ろ盾があったからであり、その影響力は大きく、この件に関してこれ以上の理解は得られなかった模様。
80年代後半から90年にかけてのバブル期には、日本の各企業が挙って自動車レースをサポートし、華やかなシーンを演出していました。各企業は国内レースだけではなくF1などにも進出し、JAPANマネーと呼ばれ特にビックチームに歓迎されました。しかし、その数年後には波が引くように一気に撤退し、残されたチームや関係者にとってはその後の運営に関して大きな打撃を被ったことは記憶に残っています。
この時に、多くのジャーナリストの人たちが、企業サポート(スポンサー)のあり方について持論を展開し、外国の優良スポンサーに比較して日本企業のスポンサーとしての未熟さを嘆いていたことが思い出されます。
今回の「SUPER AGURI」の資金難に対して、日本の企業で手を揚げてサポートする勇者となる者はいなかったのでしょう。それがなんとも残念でなりません。
日本は自動車先進国、その関係企業に係わる人は多いはず。日本人は自動車の歴史を築いてきた当事者でもあるはずですが、歴史の中に文化や伝統が欠落している部分は否めず、やはり文化を重んじる欧米諸国とは競い合えないのかな?。
日本を代表するプライベートチームを救済することは、自動車レースの歴史に新たな頁を刻むことになったのですが、それは夢半ばにして叶わなかった、完結しなかったようです。
重ね重ね残念。
シーズン半ばで残されたドライバー、特に佐藤琢磨は今シーズンの移籍は非常に難しいでしょう。でも、後半戦、そして来シーズンを目指しF1に留まることを期待します。
以上 勝手な持論でした。